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着物のクリーニング
成人式の振袖、結婚式の着物、お正月の訪問着と、着物を着る機会には、背筋がピンとして、普段とは違う自分になれるようで、気持ちがひきしまるものだと思います。
しかし、着物は、洋服とは違って、お手入れには気を使います。
着物を着た後は、自分では汗をかいたつもりではなくても、少なからず、汗が付着しています。そのままにしておくと、汗に含まれるたんぱく質が化学変化をおこして、着物全体が、黄色に変色してしまうこともあります。そして、一度変色してしまった着物は、回復するのが困難になるだけでなく、着物の寿命を縮めてしまう原因にもなってしまいます。
大切な着物を、最も良い状態で長持ちさせるためにも、プロによるお手入れのサービスをぜひ利用しましょう。着物専門のクリーニングがあります。
着物のクリーニングと一言でいっても、業者によってさまざまで、いろいろなサービスが提供されています。
まず、一般的なのが、着物のまる洗いと染み抜きです。着物専用の、特殊な洗い機で、一枚一枚、大切に洗ってくれます。色移りや、型崩れは、一切ありません。染み抜きでは、新しい染みから、古い黄ばんだ染みまで、ほとんどの染みがきれいになります。
汚れがひどい場合、洗い張りという方法もあります。着物をほどいて、分解してから洗濯する方法です。そして、洗濯した後に、また仕立て直します。
また、日焼けなどで、地の色が薄くなったり変色してしまったりした着物を、最初の状態に染め直すことも可能です。地直しとよばれるものです。着物が生まれ変わったように、美しくなります。
1度や2度だけ着ただけなのだけどという場合は、衿、袖、裾など、部分洗いをしてくれるところもあります。七五三やお宮参りなどで、お子さんが着た着物は、まる洗いの方が良さそうです。その時、その着物に合ったクリーニングを選択しましょう。
費用の方は、やはり、洋服の場合よりは、多くかかってしまいます。しかし、着物は、親から子へ、子から孫へと、受け継がれていくものです。きちんとお手入れをして、末永く着られるよう、大切な保管を心がけましょう。